キンドルがついに日本語表示対応

読書重視、よりコンパクトに
日本市場参入間近か

米アマゾンは28日、電子書籍端末「Kindle(キンドル)」の新モデルの予約受け付けを開始した。日本語や中国語、韓国語、キリル本体の表示に対応、従来より小型・軽量化され、Wi-Fi接続も可能となった。価格はWi-Fi版が139ドル、3G+Wi-Fi版が189ドルで、8月27日から出荷を開始する。


日本のアマゾンでも新型キンドルをアナウンスしている(amazon.co.jp)


新型キンドルと従来のキンドルの比較図。コンパクトになった(Amazon.com)

 今回の注目はなんと言っても「日本語表示対応」だ。これまでのキンドルでは、日本語書籍を扱えなかった(画像化したり、キンドルDXなどバージョンアップによりPDFなら日本語表示できた、などの「技」はあったようだが)。それが今回正式に表示対応したことで、いよいよ日本市場でも「Kindle Store」を展開する次期が近づいてきたと言えるだろう。

 新型キンドルの本体サイズは190×123×8.5mmで、従来より21%縮小、重量も約247gと15%軽量化されている。また、ディスプレイサイズは6インチで、7日に発売されたキンドルDXと同様、米E-Ink社の電子ペーパー「Pearl」を採用、コントラストが50%向上し、ページめくりも20%高速化した。

 アマゾンは2007年にキンドルを発売して以来、電子書籍市場トップに君臨。iPadの台頭に脅かされつつあったが、対抗してキンドル本体の価格を259ドルから189ドルに下げてから本体の売れ行きが伸び、7月19日には、キンドルによる電子書籍の販売数がハードカバー書籍を上回ったと発表した。iPadと異なりどこまでも読書重視で、iPhone、iPad、Android、BlackBerry、PCと幅広く読めるのも好感が持てる。iPadや米バーンズ・アンド・ノーブルの「nook(ヌーク)」などライバルが迫るがそれでも米電子書籍市場トップの地位はしばらく続きそうだ。

実は画期的?? 「フェースブック」「ツィッター」対応

 国内主要メディアではほとんど取り上げられていない(30日17時時点でTech Waveくらい)が、新型キンドルはFacebook(フェースブック)やTwitter(ツィッター)に対応、キンドルから投稿することが可能になっているようだ。

アマゾンのキンドル紹介ページでは、

Share meaningful passages with friends and family with built-in Twitter and Facebook integration.

との一文が見られる。

 ユーザー数が5億人を超え、一大プラットフォームとなったフェースブック、国内でもすっかり有名になったツイッターといったソーシャルメディアは今後広告媒体や電子商取引の基盤としても注目されており、キンドルが今回対応したことは画期的なのかもしれない。

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