NTTドコモがXperia発売、au、ソフトバンクもアンドロイド端末を発表

3キャリアが投入、アンドロイド普及が本格化
 NTTドコモは1日、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia(SO-01B)」を発売した。OSには「Android(アンドロイド)」(バージョンは1.6)を採用。日本国内では「HT-03A」(2009年7月発売)に続く2台目のアンドロイド携帯で、国内スマートフォン市場で先行するiPhone(アイフォーン)に対抗する。また、3月30日にはauが「IS01」を6月上旬に、同28日にはソフトバンクモバイルも「HTC Desire(ディザイア)(X06HT)」を4月下旬に発売すると発表。主要3キャリアでアンドロイドが出揃い、今年はアンドロイド元年となりそうだ。


ドコモから発売されたXperia(SO-01b)

 ドコモのXperiaは、4インチの大画面液晶(480×854)で、CPUは1GHzの「Snapdragon」、810万画素カメラとマルチメディア機能が強力。音楽、動画、写真などを指の操作だけで手軽に検索、表示が可能な「Mediascape」、着信、メール、写真、ソーシャルネットワークサービス(SNS)などの履歴を一覧で表示する「Timescape」といった、独自のユーザーインターフェースを搭載した。関心も高く出だしも好調のようで、NTTドコモの山田隆持・代表取締役社長は発売記念イベントで「iPhoneにも負けない」と語るなど手応えを感じている。

 一方、これまでスマートフォンでは後塵を拝していたauも、ついにアンドロイド端末の投入に踏み切った。しかし、3月30日の新機種発表会でスマートフォンISseries第1弾として発表したのは、シャープ製のAndroid OS 1.6を搭載したスマートブック端末「IS01」。携帯電話ともスマートフォンとも異なる変化球だった。


auのアンドロイド端末「IS01」。スマートブックという位置づけ

 IS01の大きな特徴は、Android端末ながらauの各サービスやワンセグ、赤外線通信など日本のケータイに広く搭載されている機能を盛り込んだことだ。通常、スマートフォンといえば世界共通仕様で、ワンセグやおサイフケータイなど日本の携帯電話ならではの機能が搭載されることは無いのだが、IS01はそれをクリアしており、ユーザーのハードルを下げたと言える。

 しかし、5インチフルワイドVGA++(960×480ドット)のマルチタッチ対応モバイルASV液晶、オートフォーカス対応527万画素カメラ、43万画素インカメラ、microSDHCカードスロット、microUSB端子、Bluetooth、無線LAN(IEEE802.11b/g)、 4GBメモリー(ユーザーエリア約3GB)といった仕様は、内臓マイクとスピーカーがあるとはいえ、1台目の携帯電話としてでなく、あくまで情報端末としての使い方がメインになるだろう。

 ソフトバンクモバイルのHTC Desireは、ソフトバンク創業30周年記念イベントで発表された。以前からアンドロイド端末の投入は噂されていたが、実際に出てきたのはグーグルが1月に発売した「Nexus One(ネクサス・ワン)」とほぼ同スペックの端末だった。OSに採用されたアンドロイドは2.1と、現時点で3キャリア中最新のバージョンで、Flashコンテンツにも対応している国内唯一の端末だ。


ソフトバンクモバイルのアンドロイド端末「HTC Desire(X06HT)」。グーグルの「Nexus One」とほぼ同スペック。バージョンが2.1でFlash対応はうれしい

 国内の携帯電話市場は、IDCが発表した資料によると、年間の出荷台数は前年比19.1%減の3390万台で2年連続マイナスとなっているが、スマートフォン分野はまだまだ成長余地がある。相次ぐスマートフォンの投入で市場が活性化することが期待される。

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