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ソニー、アマゾンを追撃

ソニーの電子書籍端末「リーダー」
ソニーは17日、米メディア大手のニューズ・コーポレーションと提携、同社の電子書籍端末「リーダー」向けに、経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」、日刊紙「ニューヨーク・ポスト」の記事を配信すると発表した。翌18日には「ロサンゼルス・タイムズ」、「シカゴ・トリビューン」、英紙「フィナンシャル・タイムズ」の3紙の配信を開始。今後は「ニューヨーク・タイムズ」など16の新聞・雑誌の配信を予定しており、電子書籍市場で先行している米アマゾン社の「キンドル」を追撃する。
「リーダー」でのWSJの購読料金は月額14.99ドル(約1300円)。無線LAN・3G回線の利用が可能な電子書籍端末「リーダー・デイリーエディション」向けで、ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」で配信する。アマゾンのキンドルでもWSJは購読できるが、ソニーのストア限定で、夕刊情報を加えた「Wall Street Journal PLUS」も19.99ドルで提供されるという。
また、報道によれば同社が電子書籍事業を日本で展開する方針を示し、既に複数出版社と接触しているとの情報もある。かつて日本国内で電子書籍を展開しながら撤退してしまった苦い経験(リブリエ、04~07年)を持つ同社が、世界販売を拡大しシェアを伸ばしているアマゾンを追撃して日本に「再上陸」することになりそうだ。
インプレスR&Dインターネットメディア総合研究所が7月に発表した日本の電子書籍市場動向に関する調査によれば、2008年度の電子書籍市場規模の推計は464億円(前年度比131%増)と伸び続けている。ただ、iPhone・iPod touch向けも売れ始めているものの、日本市場の大半は携帯電話向け(全体の86%)、コミックが占めているのが現状だ。